こんにちは、クレメアです。
<この記事はこんな人にオススメ>
- ビジネスアニメ制作の依頼を考えている人
ビジネスアニメ制作の流れ
ビジネスアニメを制作する際の基本的の流れは
以下のようになります。
1.リサーチ・ヒアリング
2.企画
3.構成
4.ナレーション&テロップ原稿作成
5.ラフアニメ作成
6.ナレーション収録
7.アニメーション設定
この記事ではそれぞれのフローについて解説していきます。
3つの完成動画
まずは完成動画から紹介。
ビジネスアニメの完成動画には3つの種類があり
使用目的や用途によって、使い分ける必要があります。
>3つの完成動画
- GIF画像
- 機械音声によるナレーション動画
- プロによるナレーション動画
自動再生で人の目を引く「GIF画像」
まず、今回作成した動画のGIF画像がこちら。
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/【機械音声】田中公認会計士・税理士事務所【サンプル動画】.gif)
「GIF」は「画像ファイルのフォーマット」の1つで
「Graphics Interchange Format」の頭文字をとって「GIF」と呼ばれています。
>GIFの特徴
- アニメーションにできる
- 自動再生される
- モノクロは256階調
- カラーは256色まで表現可能
- 画像データなので音声はない
スマホが普及するにつれて
GIFを使ったコンテンツは人気を集めるようになっています。
コスト削減が可能な「機械音声」によるナレーション動画
私が活用するアニメーション制作ツールでは
下記動画のような機械音声を活用することができます。
機械音声には
以下のような特徴があります。
>機械音声の特徴
- ナレーターに依頼する手間が省ける
- 時間的コスト、金銭的コストの削減ができる
- 外国語のナレーションも可能
- 発音が不自然な時がある
顧客に見せる動画としては不適な時もありますが
社内向けの動画や研修用動画であれば、これで良い場合もあります。
完成度が高い「プロのナレーター」によるナレーション動画
プロのナレーターに依頼すると
以下のような動画が出来上がります。
プロのナレーターに依頼すると
以下のような特徴があります。
>プロのナレーションの特徴
- 完成度が高い
- CMやサービス紹介動画に使える
- 会社HPやYouTubeチャンネルに掲載可能
- プロに依頼する分、金銭的なコストがかかる
- 機械音声よりも納期は少し遅くなる
制作した動画を顧客に見せる場合や
第3者へと公開する場合は、プロに依頼するのがオススメです。
ここから先
1つ1つフローを解説していきます。
1.リサーチ・ヒアリング
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/photo-1586769852836-bc069f19e1b6.jpeg)
ビジネスアニメを制作をする上で
最初にやるべきことは「リサーチ・ヒアリング」です。
制作する動画の質は
このリサーチ・ヒアリングの精度によって変わります。
私が実際にリサーチをする際は
- マーケターの視点
- セールスライターの視点
- 動画クリエイターの視点
- クライアントの視点
- 視聴者の視点
など、様々な人の視点に立ってリサーチ・ヒアリングをし
どのようなビジネスアニメを制作するのが最適か?を考えています。
今回制作した動画に関しては主に
知り合いの税理士事務所のチラシを参考にさせていただきました。
実際にビジネスアニメを制作する際は
参考資料はできるだけ多く用意するようにしましょう。
2.企画
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/photo-1588600878108-578307a3cc9d.jpeg)
次にやるべきことは
制作する動画の「企画」を考えることです。
企画を明確にする「問い」
実際に企画で何を考えるか?決めるか?というと、
いかの問いに対する答えを明確にしていきます。
>事業主視点
- 全体の目的は何か?
- この動画で達成すべき目標は何か?
- だれが伝えるのか?
- 何を伝えるのか?
- 視聴者はどんな人か?
- 抱えている悩みは何か?
- 何を伝えるのか?
- 動画を見た後に何をしてもらうのか?
- 動画時間はどれくらいか?
- 文字数は?
>視聴者視点
- なぜ動画を見るのか?
- いつ動画を見るのか?
- どこで動画を見るのか?
- どのデバイスで見るのか?
- 見た後にどうするのか?
今回制作した動画の企画例
今回制作した動画は
以下のような企画案で考えていました。
【事業主視点】
>全体の目的は何か?
事務所のサービスを活用して、顧客の課題解決を支援すること
>この動画で達成すべき目標は何か?
・事務所のサービス内容を知ってもらうこと
・どんなサービスがあるか理解してもらうこと
>だれが伝えるのか?
田中公認会計士・税理士事務所の代表
>何を伝えるのか?
事務所で提供しているサービスの種類
>視聴者はどんな人か?
経営者や事業者など
>抱えている悩みは何か?
事業や金銭面における潜在的な悩みがある
田中公認会計士・税理士事務所に何を頼めるのかがわからない
>何を伝えるのか?
サービスの種類や特徴
>動画を見た後に何をしてもらうのか?
相談をする
>動画時間はどれくらいか?
30秒程度
>文字数は?
150〜200文字
【視聴者視点】
>なぜ動画を見るのか?
事務所のサービス内容をザックリ理解するため
>いつ動画を見るのか?
事務所ホームページを訪れた時
>どこで動画を見るのか?
田中公認会計士・税理士事務所のホームページのTOP
>どのデバイスで見るのか?
スマホまたはPC
>見た後にどうするのか?
相談をする
実際に他社の動画制作をする際は
「ヒアリング」で上記回答の解像度をもっと上げていきます。
例えば今回は
ホームページへの動画掲載を考えていますが
実際の顧客獲得動線によっては、掲載場所が変わります。
動画制作をする上での前提条件も言語化する
実際に動画を作る上での前提条件は
先ほどの質問事項以外にも細かくあります。
- 納期はいつか?
- 予算はどれくらいか?
- 動画の耐用年数はどれくらいか?
- 動画内容の変更可能性はあるか?
- 視聴者の離脱可能性は考慮するのか?
- etc
これら1つ1つの問いに対する事実を明確にする
もしくは意思決定をすることで良い動画ができていきます。
ちなみに制作フローの中で
企画が一番大変で、難易度が高く、求められるスキルが多いです。
企画の仕事をするのに求められるスキルは
- 情報収集スキル
- コミュニケーションスキル
- マーケティングスキル
- プレゼンスキル
- 観察力
- 洞察力
- 言語化能力
- 論理的思考力
- 想像力
- etc
など、様々なスキルが求められます。
この企画を内製することで
動画制作の費用を抑えることができます。
3.構成
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/07/photo-1573868396123-ef72a7f7b94f.jpeg)
企画フローで制作するビジネスアニメの大枠が決まったら
それを元に動画の構成を考えていきます。
動画の構成を決める上で重要な情報は
企画の際に明確にした以下のような情報です。
>どこで動画を見るのか?
田中公認会計士・税理士事務所のホームページのTOP
>動画時間はどれくらいか?
30秒程度
>文字数は?
150〜200文字
>見た後にどうするのか?
相談をする
>抱えている悩みは何か?
事業や金銭面における潜在的な悩みがある
田中公認会計士・税理士事務所に何を頼めるのかがわからない
>何を伝えるのか?
事務所で提供しているサービスの種類
これらの情報を元にして
動画で何を伝えて、何をカットするのか?を決めていきます。
最も重要なのは「視聴者の視点」
動画の構成を考える際は
「視聴者の視点」で考えることが最も重要です。
視聴者のことを置き去りにした動画は
作って終わりの動画になるのでご注意ください。
4.ナレーション or テロップ原稿作成
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/photo-1434030216411-0b793f4b4173.jpeg)
企画、構成が明らかになったら
ナレーション or テロップ原稿の作成に入ります。
今回のビジネスアニメ制作で
実際に作った原稿がこちらです。
田中公認会計士・税理士事務所では
税務顧問・資金調達・コンサルティング・事業承継・相続対策・M&Aなど
会社経営の様々な課題解決をお手伝いします。代表は
税理士法人での税務業務や
一般企業での新規事業立ち上げ
経営企画・経理財務・業績管理などの経験があります。各種の専門家と連携もしていますので
お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
通常のアニメーション制作では
この原稿に加えて絵コンテを制作する場合がありますが
私が使用しているツールは
アニメ制作や修正の手間がそこまで大きくないので
絵コンテの制作フローは省いています。
5.ラフアニメ作成
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/photo-1569766670290-f5581d3bb53f.jpeg)
原稿を制作したあとは
ラフアニメの制作に取り掛かります。
特に解説することはないので
次にいきます。
6.ナレーション収録
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/07/photo-1485579149621-3123dd979885.jpeg)
ナレーション収録は
「5.ラフアニメ制作」と同時並行で進めることが可能です。
「機械音声」の場合は
「7.アニメーション設定」で音を入れることになります。
7.アニメーション設定
アニメーション設定では
音声とエフェクトのタイミングを合わせることで
ビジネスアニメ動画を完成させていきます。
完成
自動再生で人の目を引く「GIF画像」
![](https://cremea.me/wp-content/uploads/2020/08/【機械音声】田中公認会計士・税理士事務所【サンプル動画】.gif)
コスト削減が可能な「機械音声」によるナレーション動画
完成度が高い「プロのナレーター」によるナレーション動画
以上がビジネスアニメ制作フローです。
おわりに
ということで今回は
「ビジネスアニメ制作の流れ」を解説しました。
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