PSD2(決済サービス指令)の概要と影響について

こんにちは!クレメア(@cremea_tw)です。

欧州で2018年1月13日に発効された
PSD2(Payment Services Directive 2)= 決済サービス指令。
参考:Payment services (PSD 2) – Directive (EU) 2015/2366|European Commission

その概要と影響について、
簡単にまとめていく。

追記
動画で簡単に解説しました。

PSD2=決済サービス指令とは?

PSD2の正式名称は?

PSD2は、
決済サービスに対する新しい法的枠組み

PSD2の正式名称は、
Payment Services Directive 2

日本語で決済サービス指令。
英語をそれぞれそのまま日本語に訳した感じ。

決済サービスに対する新しい法的枠組み
であることだけ抑えておこう。

なぜPSD2は生まれたのか?

では、このPSD2は、
なぜ必要となったのだろうか?

ここで抑えるべきは、
昨今の時代背景。

Fintechの登場により金融サービスが便利になってきたが、
そこで大事なってくるのが銀行とFintechサービスの連携

そもそも銀行は外部サービスの連携を元に作られていないため、
Fintechサービスと連携するためにはその準備をする必要がある。

その銀行とFintechの連携を促進する策として、
実際に進められているのがオープンAPI

APIはプログラム間の連携手法の1つで、
銀行とFintechをつなぐ技術として注目されている。

そして、実際にAPIを活用する場合は、
PSD2で指定された要求や義務事項に対応する必要がある。

要するに、今までにない、
新しいタイプの決済サービスに対応するため、
PSD2という新しい法的枠組みが定められたということだ。

どの国が施行したのか?

PSD2は、欧州連合(EU)が施行した、
ヨーロッパの決済サービスに関する新しい法的枠組み

日本も銀行とFintechの連携を検討しているが、
その法的枠組みづくりのトップを走るのが欧州。

世界最先端の動向を抑え、
今後の世界の動きを把握しておこう。

PSD2で生まれる新しい事業形態

ここからは、
PSD2により生まれる新しい事業形態を紹介。

PSD2により生まれる新たな事業形態の概念図

PISP 決済指図伝達サービス提供者

PISPは正式には、
Payment Initiation Service Provider

日本語で決済指図伝達サービス提供者。

業務の内容は、
ユーザーの依頼による決済指図を伝達するサービス

例えば、
ユーザーがアプリで貯金を選択し、
実際にそれが自分の銀行口座に反映されたとする。

この時、アプリは、
ユーザーの「銀行への資金移動の依頼」を「銀行」に、
伝達していることになる。

このアプリの提供者が、
PISP、決済指図伝達サービス提供者ということだ。

AISP 口座情報サービス提供者

AISPは正式には、
Account Information Service Provider

日本語で口座情報サービス提供者

業務内容は、
ユーザーへの口座情報の提供などのサービス

例えば、
ユーザーが自分で家計簿アプリを設定し、
自分の複数の銀行口座残高をそのアプリに反映したとする。

この時、アプリは、
ユーザーの「口座情報」をアプリを通じ、
ユーザーに「提供」していることになる。

この時、この家計簿アプリの提供者は、
AISP、口座情報サービス提供者ということになる。

AS PSP 口座保有型サービス提供者

AS PSPは正式には、
Account Servicing Payment Service Provider

日本語で口座保有型決済サービス提供者

口座を保有している決済サービス提供者ということで、
これは「銀行」のことを示す。

PSD2の基本思想

PSD2では、
ユーザーには、自分の口座情報を、
自分が活用する第三者サービスで利用する権利があると捉えています。

もしユーザーが、PISPやAISPを活用したいから、
銀行にある自分の口座情報を動かしたいと考えるのであれば、
銀行はそれを拒否することができないということです。

Fintechサービスと銀行の関係性

また、PISPやAISPなどのFintechサービスは、
PSD2により、個々に銀行と契約や提携を結ぶことなく
銀行にアクセスし、自身のユーザーにサービス提供することが可能になります。

PISPやAISPは免許が必要ですが、
逆に免許を持つPISP、AISPに対して、
銀行は公平に対応する義務があります。

仲の良いの企業にはアクセスを認めるが、
敵対する企業にはアクセスを認めない、というのは不可能であるということです。

このように決済サービスに対する新たな法的枠組みが定められたことで、
新たなFintechサービスが生まれることは確実であると言えるでしょう。

 

今回話したPSD2は欧州の話ですが、
日本も銀行とFintechの連携を検討しているということで、
1つの参考指標となるのではないでしょうか。

ということで、
今回はこの辺で。

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「ファンを作ること・仲間を増やすこと」です。

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終わり。

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物語の引き金を引く男 / 「てめえの人生に火をつける」 / プロ火付け役 / 腐れニートからの再始動 / 見知らぬ人にMacBook Proを買った人 / 32日で100記事達成 / ただの足跡を伝説に変えていく男 / Youtubeで #クレメアラジオ 不定期配信 / サロン「裏世界」オーナー 参加希望者はDMまで